2017年01月30日

愛の形、そのとある側面について〜鐘ヶ江亮という男〜

「DollHouse鐘ヶ江」が終了いたしました。
 販売も開始され、ファンクラブでも先行公開しておりますのですでにお聞きくださった方もおられることと思います。
 シリーズがひとつ終わるとそれに関することをなにがしか書くことにしてますので、今回もつらつらと書かせていただこうと思います。

 鐘ヶ江亮という男を生み出すにあたって、白狼王魔氏の声を私なりに分析することから始めました。
分析というと何やら特殊なことでもやってるのかと思われるかもしれませんが、その声から妄想するだけです。その声からどんな男が生み出されるのか、ひたすら粘土をこねるように作り上げていくのです。
 氏の声を聞いていると、全く違う役柄を演じている時ですら感じるものがあります。
 固執
 なにやら、暗く陰湿なイメージを持つ言葉のように思えますね。氏の別の側面をご存知の方だと「え?」と思われるかもしれません。
 固執という言葉がまずければ、一途……と言い換えても構いません。
 ただひたすら想い続ける男。
 想うがゆえにその心は怪物を飼い、いつしか怪物は獲物を捕らえるための策を周到に巡らし始めます。
 なぜ、そんなに周到にしなければならないのでしょうか? 愛されないと知っているから? それはなぜでしょう? 相手の好みじゃないから? 立場が違うから? ひどく心を傷つけたコンプレックスがあるから?
 男は、捕らえた相手をどう扱うんでしょう? 自分のものにしたいから抱くのでしょう。でも、ただ抱くだけで怪物が満足するのでしょうか? 彼の中の怪物は、ただ愛でるだけでは物足りないと吠えています。
 辱め、屈服させ、決して抵抗を許さない。
 それは、愛なんでしょうか。
 それは憎しみのようであり、もはや妄執のようで……。

 こうして生まれた男が、鐘ヶ江です。

 随分悩んだ、とご自身がおっしゃられているのですが、お忙しい中、そしてあまり経験がないと思われるジャンルで本当に素晴らしい鐘ヶ江を演じていただきました。
 シリーズ3章。たった3章。けれど、私はまるで彼と長く戦っているような気分に陥ったことが何度かあります。それは、「こうでなければならない」「こうあって欲しい」と思う作者と「これが鐘ヶ江だ」と突きつけられた圧倒的存在感のキャラクターとのぶつかりあいと言ってもいいでしょうか。
 勝敗については、お聞きになった皆様が一番ご存知なのではないかと思います。

 ちなみに、シチュエーションについては完全に性癖です。
 お人形のように愛でられる女の子を書きたかったんです。

 白狼王魔様、鐘ヶ江亮という男を見事に見せてくださってありがとうございました。
 聞かせてくれたの間違いだろう?
 とんでもない。
 あなたの声を通じて、何人もの“お人形さん”が、目の前に立ちはだかる鐘ヶ江を確かに見たと思います。
 狂気と偏愛に冷たく滾る瞳で「愛してる」と言うあなたを……
posted by 乙SUN倶楽部 at 22:43| Comment(0) | オジサマキューブ
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