2019年12月24日

山崎圭人という名の凶器-「囚われの匣」

「囚われの匣」がその3まで発売されましたので一応の完結を見ました。
これもひとえに皆様のおかげです。
お待たせして申し訳ありません。
そして、待っていてくださってありがとうございます。
当作品につきましては近く総集編も出ますし、ファンクラブには総集編に合わせて特典音声をご用意させていただきます。
どうぞお楽しみに。

さて。
毎度作品が完結をみると何かしらのコラムのようなものをつらつらと書くことにしています。
ネタバレを含むかもしれませんので、読まれる際はご注意ください。
十月君との付き合いはネロエロッソから、ということになります。
ローガンで声にほれ込んでシチュボを依頼するにあたり、彼の声からははて、どんなキャラが生まれるだろうと思いを巡らせました。
……イケボじゃないですか。
……渋いじゃないですか。
……落ち着いてるでしょ?
本人も割とイケメンで落ち着いたタイプの子です。
……なのにさ。
イっちゃったキャラしか出てこなくてね。
最初に浮かんだセリフは「おはよう、奥さん」でした。
奥さんじゃないのに!
攫ってきた子なのに!
彼女とかそこすっ飛ばして奥さんまでいっちゃうの!?
……ま、十月君だし。
というわけで、生まれたのが山崎圭人という男です。
キューブのキャラは基本的に「お金持ちのおじさまが女の子を監禁して囲う」というコンセプトで作られています。
抱き枕は普通のおじさんがよく登場しますが、キューブのキャラは酸いも甘いも光も闇も知り尽くしたようなモンスターばかりです。
そんな中で山崎圭人は「愛する」ことを凶器とし、自らを、そして相手を傷つけることを厭わない、とても攻撃的なモンスターをその身に棲まわせている男です。
殺してもいい。
殺されてもいい。
彼の愛の形は純粋でそのくせ歪です。
なぜなら愛されることは彼の中で当然の前提であってそれを確かめる必要すらない、自己完結型のものだからです。
これを、ヤンデレというのか私にはわかりません。
これはあくまで彼の愛の形にすぎないので、私はただそれを書き、十月君はそれを演じただけなのです。
その1とその2からその3までの間にすごく長い時間がかかったのは、私の中で彼がエンドを求めているようには思えなかったからです。
終わらない空間をどちらかが死ぬまでただただ「愛情」で満たす。
その時点で、彼の中でも目的は達せられていると言ってもよかったわけです。
ですが、一つの通過点として彼の目的があるとすれば「結婚」ではないかなと考えたところでその3を書く目途がつきました。
なぜ「結婚」にこだわるのか。
一緒にいればそれだけでいいはずなのに、目的は達成されているのに、なぜ彼は婚姻届けにこだわったのでしょうか。
私の中に一つの答えはありますが、皆様のご想像にお任せしてみたい気もします。
彼がずっと言い続けた言葉。
それを聞き続けたあなたにはもうおわかりなのではないでしょうか。
「愛してるよ、奥さん」
posted by 乙SUN倶楽部 at 02:50| Comment(0) | オジサマキューブ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: